気に入った？

もう語り尽くされているのだろうけど、ものすごく楽しい紅白だった。

昨年までは、時間にガチガチに縛られている感じが伝わってきたのだけど、今年は敢えてやっているのかと思うぐらい、ゆとりを感じさせる作りだった。これが観ていて心地よかった。生放送のワクワク感があった。別にハプニングを期待しているわけではないのだけれど。

綾瀬はるかは新鮮だった。凄まじい新鮮さだった。これぞ女優を司会に起用する意味だ。歌も素晴らしかった。来年以降の司会者は大変だな。

能年玲奈のことがますます好きになった。普段は綾瀬はるか以上に危うい人なのだが、役を与えられると完璧にこなす。あんな大舞台で、物怖じしつつも逃げず、堂々と天野アキを演じきった。その姿に感動を禁じえなかった。本当に面白い人だ。

あまちゃんコーナーは最高すぎて、語る言葉が見つからない。ユイちゃんがついに東京に来れた。鉄拳のアニメで、北鉄の窓から手を振るユイちゃん、そして夜空へ離陸するタクシーを見たときの気持ちは、もう大人のそれではなかった。何だったんだ、あのワクワクは。橋本愛の言うとおり、奇跡とでも呼ぶしかない。すべてが想像をはるかに超えていた。

ユイちゃんが東京に来られてよかった。春子さんも皆の前で歌えた。ＧＭＴも。まめりんも。ベイビーレイズも。クドカンその他、全ての関係者に、こんなものを見せてくれて有難うと心からお礼を言いたい。

１時間に編集して、２枚のブルーレイに同じものを焼いた。そして何度も見た。ＤＲで録画しておいてよかった。

高橋大輔は凄かった。点数とか順位とかどうでもいい。転んだとか手をついたとか、そんな小さなことは覚えていない。これまでに観たフィギュアの演技の中で最も印象的だった。衝撃的だった。あの血も含めて、現実の話ではないようだった。

羽生結弦も凄かった。圧倒的な才能を見るときのワクワク感。羽毛のように繊細でイラついた心を、ブルドーザーのような才能が引きずりまわしているような滅茶苦茶さだ。圧倒的。

織田信成の「大ちゃんガンバ」には、心を洗われた。なんてこった。あの織田信長の子孫が、闘いの相手に「大ちゃんガンバ」だ。ＤＮＡとの苦闘の末に勝ち得たものか、あるいは信長が優しい心を抑えつけて闘っていたのかと、余計な想像が膨らむ。この人が自分との苦闘の末に辿り着いたであろう、独自のエンタテイメントを見るのが最後と思うと残念だ。立派な人だと思う。

今日は女子のフリー。大庭雅を応援する。がんばれ。それより何より、オリンピック代表発表が気になる。

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期待して観たが、面白くなかった。

TBSがクリスマス前の連休のゴールデンでやる釣り番組。それなりに豪華な出演者だが、誰も仕事らしい仕事をしていない。ホラン千秋は普通につまらなさそう。鈴木奈々は無理してはしゃいで空回り。

小塚拓矢氏は「怪魚ハンター」らしく、かえしを潰して使うところやキャッチ＆リリースの姿勢には好感を持ったが、トカゲを意味なく釣るのはいかがなものか？

フロリダのシャークハンターに変な吹き替えを付けるのもどうか？「釣り番組なんて、普通にしていたら面白いわけないんだから、何とかしないと」というスタッフの頑張りが伝わるが、こんな風にしか面白くできないなら、こんな企画、やめればいい。面白くないし。

というわけで、途中だが、見るのをやめる。もう十分。